廃炉作業の「現在地」と次世代炉への執念:夢の原子炉が残した1兆円の教訓と2026年の現実
これまでに投じられた予算の規模は、一般の感覚を遥かに超えている。建設費と運転維持費を合わせて約1兆400億円。これほどの巨費を投じながら、実際に稼働した期間はわずか250日程度に過ぎない。この「打率」の低さは、日本の科学技術史上、最悪の投資効率とも評される。
さらに深刻なのは、動いていない今もなお、維持管理のためだけに毎年数百億円規模の税金が投入され続けている点だ。福井県の地元経済への配慮や、安全維持のための最低限のコストとはいえ、この財政的負担が将来世代に重くのしかかることは避けられない。