油揚げの油抜きは必要?劇的に味染みが増す理由とプロの時短ワザ
SNSやレシピコミュニティ、大手Q&Aサイト(Yahoo!知恵袋など)を調査すると、油揚げの下処理を巡っては長年「毎回きっちりやる派」と「面倒だからやらない派」の間で活発な議論が交わされています。
「毎回やる派」の主婦層や料理愛好家からは、「一度油抜きをした煮物を食べたら、油抜きなしの独特の重たさに戻れなくなった」「煮汁の透明感が全く違う」といった味覚・品質面の明らかな差を指摘する声が多く見られます。一方、「やらない派」からは「最近の油揚げは昔ほど油臭くない」「味噌汁に入れるだけなら差が分からないし、洗い物が増える方がストレス」というタイパ(タイムパフォーマンス)を重視するリアルな本音が寄せられています。
大手豆腐・油揚げメーカーの製造技術資料を確認すると、昭和中期以前は揚げ油の品質管理や包装技術が現在ほど高度ではなく、酸化が進みやすかったため「油抜きは必須」とされていました。しかし2026年代以降の流通品は、キャノーラ油や米油など良質な植物油を使用し、窒素充填パックなどで酸化を抑えて出荷されています。つまり、「現代の油揚げは昔ほど油臭くない」という意見は事実であり、それゆえに料理の目的に応じた取捨選択が合理的と言えます。