ピアスの開け直しはいつから?同じ場所のリスクやしこり対処法を解説
開け直しを行う前に「まず現在の穴をしっかり塞ぎたい」と考える方は多いはずです。しかし、数年間使い続けたピアスホールは、放置していてもなかなか塞がりません。これには皮膚構造上の明確な理由があります。
ピアスホールが塞がらない理由は、穴の内部に皮膚の表面と同じ表皮細胞が入り込み、トンネル状に「上皮化(じょうひか)」が完了しているためです。上皮化が完成したホールは、外見上は穴が開いていても、体内組織としては「完全に治癒した状態」と認識されます。そのため、ピアスを何年も外していても、皮脂や垢が詰まるだけで穴そのものは半永久的に残り続けます。
不要になったピアス穴を確実に塞ぐ方法は、経過年数によって以下のように分かれます。
- 開けて間もない場合(数日〜数週間):すぐにピアスを外し、患部を清潔な流水と低刺激の石鹸で洗います。消毒液を過剰に塗布すると自己治癒を遅らせるため、乾燥を防ぐために少量のワセリンを塗布して自然治癒を待ちます。
- 数ヶ月〜数年経過している場合:自然閉鎖は期待できません。穴を完全に消したい場合は、形成外科や美容皮膚科での小手術(ホールの内壁を切除して縫合する手術)が必要です。日帰り手術で傷跡を目立たない一本のシワのように縫い合わせることが可能です。
「自力で針で傷をつけて塞ごうとする」といった民間療法は、雑菌感染による化膿やケロイド化を引き起こす極めて危険な行為であるため、絶対に行ってはなりません。