いなかっぺ大将の歌の歌手は誰?天童よしみ幼少期の衝撃事実と名曲の全貌
昭和40年代、日曜の夕方のお茶の間を席巻したタツノコプロ制作の昭和名作アニメ『いなかっぺ大将』(1970年10月〜1972年9月放送)。そのオープニングを飾った「大ちゃん数え唄」のレコードジャケットにクレジットされている歌手名は、「吉田よしみ」です。
この「吉田よしみ」こそ、後に「道頓堀人情」や「珍島物語」など数々のミリオンセラーを放ち、NHK紅白歌合戦の常連となる天童よしみの本名(旧芸名)です。当時、彼女はまだ中学生であり、放送開始時でもわずか15〜16歳という若さでした。大人のプロ歌手でも唸るような難しいコブシ回しや、リズム感抜群の小気味よい節回しを、変声期前後の少女が完璧に歌い上げていたという事実は、現代の音楽関係者の間でも驚異的なエピソードとして語り継がれています。
天童よしみは幼少期から歌の才能を発揮し、数々ののど自慢大会を荒らし回る「天才少女」として関西圏で知られていました。その類まれな歌唱力に目をつけたアニメ関係者と音楽プロデューサーによって、抜擢されたのが本作の主題歌レコーディングでした。子ども向けアニメの枠組みでありながら、本格的な演歌・民謡の骨格を持った主題歌の誕生は、当時のテレビ界においても極めて異例のプロジェクトだったのです。