大西悠介が語るNetflix『サイバー・レガシー』衝撃の役作り
極寒のハンガリー・ブダペストのロケ地で、カメラが回る直前まで息を整えていた彼の姿が今も脳裏に焼き付いている。役作りのため、大西は撮影開始の半年前に体重を12キロ削ぎ落とし、体脂肪率を5%台まで追い込んだ。サイバー義体を全身に纏う逃亡者という複雑な役柄をリアルに体現するための、容赦ないアプローチだ。
「単に肉体を鍛え上げるだけでは、この男の背負う絶望と孤独を表現できなかった」と大西は振り返る。連日14時間に及ぶアクション訓練に加え、劇中の緊張感を私生活にまで持ち込む狂気的なまでの役作り。極限状態のなかで撮影された怒涛のチェイスシーンでは、代役なしのノースタントアクションを完遂してみせた。「作品への真意」を問われた彼は、迷うことなく語った。「デジタルに侵食された世界で、人間としての心がどこに残るのか。それを自分の肉体で証明したかった」と。