アメリカに勝った国の真相とは?ベトナム戦争の未公開記録を追う
アメリカ合衆国国防総省が主導した大規模爆撃や枯葉剤の散布は、軍事的な事態の打開をもたらすどころか、泥沼化に拍車をかけた。前線の兵士たちは、どこに敵が潜んでいるか分からない見えない恐怖と背中合わせの日常を強いられ、精神的に追い詰められていく。
さらに、戦地からの凄惨な取材報道がリアルタイムで本土へ届くと、全米で反戦運動が爆発。膨大な戦費と若者の命を費やしながらも着地点を見失ったホワイトハウスとペンタゴンの混迷は、国家の求心力を根本から揺るがした。兵器の数量だけでは勝敗を決められないという現実を、この戦いは突きつけたのだった。