本当のルーツはどこ?サンタクロースの出身地と知られざる真実
結論から言えば、現代社会が「公式」として受け入れている場所と、歴史的事実としての起源地は、地球儀の上で数千キロメートルも離れている。
世間一般が思い描く「北欧フィンランドの雪景色」は、20世紀後半に周到に構築された現代の神話だ。一方、歴史学や考古学が指し示すサンタクロースの真の原郷は、陽光が降り注ぎ、オリーブと柑橘類が実る小アジアの港町、現在のトルコ南部アンタルヤ県デムレ(古代名ミラ)である。
氷点下数十度の雪原ではなく、温暖な地中海の港。トナカイのソリではなく、石造りのバシリカ。この圧倒的な落差こそが、サンタクロースという存在が歩んできた数奇な変遷のプロローグにほかならない。