サイドボタンとは?マウスとスマホの神機能&劇的効率化の設定術
認知人間工学およびヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI)の観点から見ると、マウスのサイドボタンは「フィッツの法則(標的の大きさと距離が操作時間に影響を与える法則)」を極限まで最適化したインターフェースです。視覚を使ってカーソルを画面端のアイコンへ誘導する認知負荷をカットし、手元の「運動記憶(マッスルメモリー)」だけで処理を完結させるため、脳のワーキングメモリを作業そのものへ100%集中させることが可能になります。
しかし、人間の手の骨格や指の長さ、日常の持ち方(かぶせ持ち・つかみ持ち・つまみ持ち)との相性によっては、物理的な摩擦が精神的ストレスを上回るケースが存在します。自身の利用スタイルに照らし合わせ、以下の基準で導入を判断してください。
◎ 迷わずサイドボタンを導入すべき人
- 1日の大半をWebブラウジング、文献調査、ECサイト巡回に費やしているデスクワーカー
- Excelやスプレッドシートで膨大なデータ入力・コピペ作業を繰り返している事務職
- 画面の広いウルトラワイドモニターやマルチディスプレイ環境で作業しており、カーソルの移動距離が長すぎる人
- キーボードのショートカットキーを覚えるのが苦手で、右手だけで操作を完結させたい人
▲ サイドボタン付きマウスを慎重に選ぶ(または避ける)べき人
- マウスをつまむように浅く持ち、頻繁にマウスを持ち上げて位置を微調整する癖がある人(親指に力が入って誤爆しやすい)
- 手のサイズが非常に小さく、普通のマウスを握るとサイドボタンに親指が届かない人
- 指先の震えや意図しない力みが入りやすい人
- すでに左手デバイスや高機能トラックパッドを極限まで使いこなしており、右手に新しい入力負荷をかけたくない人