日本最古の神社はどこ?大神・花の窟・伊弉諾の諸説と起源を徹底比較
神話の物語における時系列をたどると、兵庫県淡路市に鎮座する伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)が最古の存在感を放ちます。『古事記』『日本書紀』において、日本列島で最初に生まれた島とされる淡路島。その地で国土創世を成し遂げた伊弉諾尊(イザナギノミコト)が、余生を過ごすために建てた住居跡(幽宮=かくりのみや)がこの神社の起源です。
『日本書紀』には、イザナギノミコトが「淡道の幽宮に長く隠れ給う」と記されており、宮を構えて鎮まった場所としては日本最古の由緒を持ちます。地元では古くから「日本最古の宮」「神社発祥の地」として崇敬を集めてきました。
伊弉諾神宮の魅力は神話の古さだけにとどまりません。境内を中心として東西南北を見渡すと、東に伊勢神宮、西に高千穂神社、南に熊野那智大社、北に諏訪大社や出雲大社が位置するという、太陽の運行と聖地を結ぶ「太陽のレイライン(中央線)」の起点に位置していることが判明しています。古代人が天体の動きと地理を極めて精密に把握していた証拠として、近年も多くの歴史ファンを驚嘆させています。