フェラーリ炎上はなぜ多発するのか?火災原因と衝撃の真相を徹底検証
フェラーリの火災を語る上で避けて通れないのが、過去に世界的なニュースとなったリコール問題です。その代表例が、2010年に発売された名車「458イタリア」の大規模リコールです。
発売直後、世界各国で458イタリアが走行中にリアフェンダー付近から出火する事故が相次ぎました。フェラーリ本社による徹底調査の結果、リアホイールハウス内のインナーフェンダーを固定するために使用されていた「特殊な接着剤」が原因であると判明。排気管の熱によって接着剤が過熱されて気化し、可燃性ガスとなって高温のエキゾースト周辺に充満、そこに引火してボディや遮熱材を焼き尽くしていたのです。フェラーリは即座にリコールを届け出、接着剤の使用をやめて金属製のリベット留めに変更する改修を実施しました。
また、先代モデルである「F430」や「360モデナ」などの世代においても、セミオートマチック(F1マチック)の油圧配管の劣化や、パワーステアリングホースの破損による作動油漏れが原因となる火災事例が報告されています。生産から年数が経過したクラシック・ネオクラシックモデルでは、ゴム製ホースや樹脂パーツの硬化・劣化が火災の直接的な引き金となるケースが目立ちます。