2026年夏の激闘:12歳の頭脳戦が日本のサッカー界を揺るがす「U-12フットサル」最前線レポート
「とにかく時間がない。迷ったら一発で奪われます」――試合後、額に汗を浮かべた背番号10のキャプテンは吐露した。フットサルのコートはサッカーの約9分の1。ボールを持った瞬間に相手のプレッシャーが容赦なく襲いかかる。
今大会で目立ったのは、プレッシャーを回避するための「個の技術」と「戦術的アイディア」の高度な融合だ。足元のテクニックはもちろん、味方の動きに合わせてパスの軌道を浮かせたり、あえてスペースを空けて味方を走り込ませたりする高度な駆け引きが自然体で繰り出される。ベンチからの指示を待つのではない。コート上の5人がリアルタイムで戦況を分析し、最適解を選択していたのだ。