トー横ハウルとは何か:歌舞伎町の若者文化とネットで広がる言葉の背景
トー横とは、新宿・歌舞伎町の旧新宿東宝ビル周辺を指す俗称として広まった言葉だ。映画館や商業施設が集まる一角で、巨大なゴジラヘッドが目印として知られている。もともとは人通りの多い繁華街の一部だが、2020年前後から若者が集まる場所として注目されるようになった。
報道では、家庭や学校に居場所を感じにくい若者、夜の街で過ごす未成年、SNSを通じてつながるグループなどが「トー横界隈」として取り上げられてきた。もちろん、そこにいる人すべてを一つの属性で語ることはできない。通行人、観光客、働く人、遊びに来た若者も同じ場所にいる。
それでもトー横という言葉が強い印象を持つのは、単なる地名ではなく、都市の孤立、若年層の貧困、家出、メンタルヘルス、犯罪被害、SNS文化といった複数の社会問題と重なって語られてきたからだ。トー横ハウルという検索語も、その土台の上で理解されやすい。