新幹線延伸から2年、いま「松任」で何が起きているのか?金沢の隣駅が仕掛ける“静かな大逆転”
いま白山市で最も地価の上昇圧力を受けているのが、まさにこの駅周辺だ。金沢市中心部の不動産価格や家賃が高止まりを続けるなか、子育て世代や首都圏からのU・Iターン移住者がこぞって松任エリアを選択肢の上位に挙げている。
「金沢駅周辺で同じ広さの物件を探せば家賃は1.5倍。ここなら駅徒歩数分でゆとりのある住まいが手に入り、ドアツードアで金沢のオフィスまで20分もかからない」。都内のIT企業から完全リモートワークを機に移住してきた30代の男性はそう笑う。駅前にはファミリー向けの分譲マンションが相次いで竣工し、夜になると真新しいベランダから温かい明かりがこぼれる光景が定着した。