ハリー杉山の現在と貴族の血脈|名門の素顔から過酷な介護・結婚観まで迫る
ハリー杉山を語る上で欠かせないのが、映画の登場人物を思わせる高貴な出自です。公式プロフィールに刻まれた本名は、「ヘンリー・スギヤマ・エイドリアン・フォリオット・スコット=ストークス(Henry Sugiyama Adrian Folliott Scott-Stokes)」。この長大な名乗りこそ、彼が背負う悠久の歴史を雄弁に物語っています。
父方のスコット=ストークス家は、英国の由緒ある名門貴族の末裔であり、家系図を遡ると英国史上名高い第5代エクセター侯爵の血脈に連なります。一族には名誉ある爵位保有者や高級官僚、学者が名を連ね、英国社会の最上流階層に位置づけられる家柄です。
実父であるヘンリー・スコット=ストークス氏(2026年他界)は、国際報道の世界において知らぬ者のいない伝説的特派員でした。英オックスフォード大学を卒業後、英国経済紙『フィナンシャル・タイムズ』初代東京支局長、『ザ・タイムズ』東京支局長、さらには米『ニューヨーク・タイムズ』東京支局長を歴任。作家・三島由紀夫と深い親交を結び、1970年の三島事件直前にも独占取材を行うなど、激動の昭和日本を世界へ発信し続けた碩学のジャーナリストでした。
一方、実母はアンティーク・ジュエリービジネスや美術品鑑定を手掛ける日本人実業家。東京と英国を行き来する家庭環境の中で、ハリー杉山は幼少期から異なる二つの高度な文化と審美眼に触れながら育ちました。「貴族の末裔」という肩書きは、芸能界のキャッチコピーではなく、歴史的事実に裏打ちされた正真正銘の血統です。