ミイラ取りがミイラになる語源の真相|薬と砂漠に隠された教訓
このことわざは、歴史上の寓話にとどまらず、現代社会のリアルな組織や人間関係でも日常茶飯事に発生しています。代表的な利用シーンと使い方・例文を検証します。
ビジネス実例:組織改革や監査役が陥る罠
不正が疑われる部署を調査するために本社から派遣されたコンプライアンス担当者が、現場の長年の慣習や熱意に情で絆され、いつの間にか不正の隠蔽に加担してしまうケースがあります。これは典型的なビジネスにおける「ミイラ取りがミイラになる」実例です。
【例文】
「競合他社への転職を思いとどまらせるため、エース社員の説得に向かった営業部長だったが、先方の好待遇とビジョンに魅了され、部長自身が一緒に引き抜かれてしまったのはまさにミイラ取りがミイラになる結末だ。」
恋愛・人間関係の心理:相談相手から当事者へ
友人の不倫や泥沼の恋愛トラブルを止めようと親身に相談に乗っていた第三者が、次第に相手側のパートナーに惹かれて略奪してしまったり、過剰な感情移入から当事者以上に激高して人間関係を破綻させたりする現象も見られます。
【例文】
「友人の悪質ホスト通いをやめさせようと店まで乗り込んで説得を試みた彼女だったが、巧妙な接客術に絡め取られ、気がつけば自分自身が店の常連客になっていた。」