農業用遮光ネットの選び方決定版|色と遮光率で温度と収量激変

農業用遮光ネットの選び方決定版|色と遮光率で温度と収量激変を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を分かりやすく展開します。

どれほど高性能な遮光ネットを導入しても、張り方を誤ると遮熱性能は半減します。生産現場で実証されている温度低減の要訣は「空気層の確保」と「確実な耐風固定」にあります。

1. ビニールハウス外張りの「隙間10〜20cmルール」
遮光ネットをハウスのビニール(POフィルム)の上に密着させてベタ張りすると、ネットが吸収した熱が伝導熱としてビニールを透過し、内部へと伝わってしまいます。パイプアーチの上に受骨パイプや遮光ネット専用バンドをかませ、ビニールとネットの間に10〜20cmの隙間(空気層)を設けることで、風が熱を逃がすチムニー効果(煙突効果)が働き、ハウス内温度を直張り比でさらに2〜3℃低減させることが可能です。

2. 固定具「パッカー」とスプリングの適正配置
台風やゲリラ豪雨の突風でネットが煽られると、ハウス骨材の歪みやフィルムの破れにつながります。遮光ネットの固定には、パイプ径(19mm、22mm、25mm等)に正確に合致した農業用パッカーを使用します。

ネットの端部はパッカーを50cm間隔で打ち込み、風を受けるハウス肩口や妻面付近はマイカ線(ハウスバンド)で上からX字状に押さえ込むのが鉄則です。頻繁に開閉する巻き上げサイド部分には、ネットが噛み込まないようスプリングクリップや専用の巻き上げパイプ治具を併用することで、バタつきによる早期破断を未然に防ぐことができます。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。