脳梗塞の予兆を見逃すな!前触れサインと緊急対応の判断基準

脳梗塞の予兆を見逃すな!前触れサインと緊急対応の判断基準の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

急性期の脳卒中を素早く見分ける国際的な共通言語として確立されているのが、FASTによる脳梗塞の見分け方です。米国心臓協会(AHA)や日本脳卒中協会でも広く推奨されており、一般の方でも1分以内に異常を察知できます。

  • F(Face:顔の麻痺):「イー」と歯を見せて笑ったとき、片方の口角が下がって左右非対称にならないか。
  • A(Arm:腕の麻痺):目を閉じて両腕を前に真っ直ぐ伸ばしたとき、片方の腕が自然と下がってこないか。
  • S(Speech:言葉の障害):短い文章(例:「今日はいい天気です」)をスムーズに復唱できるか、ろれつが回らず舌足らずになっていないか。
  • T(Time:発症時刻):症状が1つでも当てはまれば迷わず救急車を呼び、発症した正確な時刻を記録して医師に伝える。

FAST以外にも、脳のどの部位に血流障害が起きているかによって多様な前兆が現れます。以下の脳梗塞予兆チェックリストで、ご自身や家族の状態を照らし合わせてみてください。

主な予兆・症状詳細・身体の異変サイン疑われる病態・血管部位危険度と受診判断片側の麻痺・脱力片方の手足に力が入らない、お茶碗を落とす、歩行時に傾く内頸動脈・中大脳動脈(運動野支配領域)【最重篤】即座に119番通報言語障害・失語言葉が出ない、ろれつが回らない、他人の言葉が理解できない左大脳半球(言語中枢領域)【最重篤】即座に119番通報視覚異常・視野欠損片方の目が見えなくなる(黒い幕)、物が二重に見える眼動脈(一過性黒内障)または後大脳動脈(視中枢)【高危険】消えても直ちに専門医受診めまい・平衡感覚喪失天井がぐるぐる回る、激しい吐き気、真っ直ぐ歩けない椎骨動脈・脳底動脈(小脳・脳幹領域)【高危険】救急要請または脳神経外科受診
山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。