なぜビデオでハンドに?Var介入の真相と2026年最新基準を徹底解説
サッカーのルールを司るIFAB(国際サッカー評議会)は、毎年のようにハンドの文言改定を重ねてきました。かつて昭和から平成初期の時代には「手または腕でボールを故意に取り扱う(Deliberate hand)」ことだけが違反とされていましたが、VARの導入以降、「意図(故意)」という主観的で証明困難な心理状態から、「腕の位置(客観的な身体の輪郭)」へと判定の軸足が劇的にシフトした歴史があります。
2026年最新ルール改定に至るまでの変遷と、現在のVARハンド判定基準のコアを整理したデータが以下の比較表です。
現在適用されているIFAB競技規則ハンドの条文(第12条)において、判定の分水嶺となるのは「その腕の位置が、特定の瞬間における競技者の身体的動作の結果として正当化されるものかどうか」という点です。ジャンプの着地やダッシュの方向転換において、バランスを取るために腕が上がるのは人体の構造上避けられません。しかし、シュートやクロスを阻止するために「意図的にリスクを冒して身体の面積を広げた」とみなされれば、たとえボールから目を背けていようと、不可抗力を主張しようとハンドの反則が取られる仕組みになっています。