笑うと頬が盛り上がる原因とは?アンパンマン顔の治し方と小顔改善法
笑顔を作ったときに頬の位置がぐっと高く持ち上がり、ボールのような丸みが浮き出る現象には、主に3つの解剖学的要素が関与しています。笑うと頬が盛り上がる理由を探る上で、まず自分がどのタイプに当てはまっているかを把握することが改善への第一歩となります。
第一の要素は、表情筋の偏った使い方と過緊張です。口角からこめかみに向かって伸びる大頬骨筋の発達原因として多いのが、笑うときに口を横や斜め上へ強く引っ張り上げる癖です。大頬骨筋は本来、笑顔を作る主要な筋肉ですが、日常的に強い力を入れて過剰に収縮させる習慣があると、筋肥大を起こして力こぶのように盛り上がります。さらに、食いしばりなどによってエラ周囲の咬筋が凝り固まっていると、頬全体の筋肉の柔軟性が失われ、笑った際に皮膚と筋肉が一箇所に凝縮して盛り上がりが倍増します。
第二の要素は、頬に存在する特有の脂肪組織です。特に影響が大きいのが、頬骨の前面からほうれい線の上付近に位置する浅い皮下脂肪であるメーラーファット(頬の脂肪)です。このメーラーファットの量が多いと、筋肉が収縮した際に脂肪が押し出され、前面に強い立体感を生み出します。一方で、口元の深部にあるバッカルファットは笑ったときに下膨れの膨らみや横幅を強調させる要因になり得ます。脂肪の厚みと皮膚の弾力のバランスによって、ふくらみの見え方は大きく左右されます。
第三の要素は、土台となる顔面骨の形状です。笑うと頬骨が出る骨格の持ち主は、骨自体の高低差によって筋肉と脂肪が持ち上げられやすくなります。特に頬骨弓(側頭部寄りの頬骨)が横に張り出しているタイプや、頬骨体部(正面の頬骨)が高いタイプは、わずかな表情の変化でも組織が外側へ逃げ場を失い、前方や斜め上へと集中的に隆起します。このように、筋肉・脂肪・骨格のいずれか、あるいは複数が重なり合うことで、顕著な盛り上がりが形成されます。