野菜の追肥時期を誤ると収穫ゼロ?プロが教える見極めサインと施肥術
野菜作りを成功に導く第一歩は、土作りの段階で投入する「元肥(もとごえ)」と、栽培途中で追加する「追肥(ついひ)」の明確な役割分担を理解することです。元肥は苗が根付き、初期の茎葉を広げるための土台となる栄養素。これに対して追肥は、開花や結実、果実の肥大といったエネルギー消費のピークに合わせて補給するブースターの役割を果たします。
肥料の種類にも明確な適材適所が存在します。じっくり長く効果を持続させたい場合は固形の化成肥料や有機質肥料を用い、急激な肥料切れをレスキューしたい場合や即効性を求める局面では液体肥料を選択するのが定石です。
多くの初心者が陥る失敗が「苗を植え付けてすぐに肥料を追加してしまう」パターンです。土中にまだ十分な元肥が残っている段階で追肥を行うと、根が濃度障害を起こして傷むだけでなく、後述する深刻な生育不良の引き金となります。