トラベラーズ選手権、松山英樹とシェフラーが演じた名勝負の舞台裏
今大会最大のハイライトは、屈指のショットメーカーである松山英樹と、圧倒的な安定感を誇るスコッティ・シェフラーによる直接対決だ。互いに譲らないハイレベルなバーディ合戦は、見る者の胸を打った。
プレッシャーが頂点に達した15番ホール(パー4)。松山はフェアウェイからピン手前数十センチにピタリとつける神業のようなアイアンショットを披露。一方のシェフラーもすかさずロングパットを沈め返し、牙城を譲らない。ラウンド後のインタビューで両者が語ったのは、互いへの深いリスペクトだった。「彼がベストを尽くしているからこそ、自分も極限までギアを上げることができた」——その言葉が、この名勝負のすべてを物語っている。