『男はつらいよ』源公役・佐藤蛾次郎の生涯と死因|名物カレー秘話
強烈な個性派俳優として知られた佐藤蛾次郎さんですが、そのキャリアの出発点は若い頃の子役時代に遡ります。大阪府高槻市に生まれ、小学生の頃に児童劇団へ入団。NHK大阪放送局の作品などで早くから子役として演技の基礎を叩き込まれました。
10代後半で本格的に上京し、テレビや映画の現場へ果敢に飛び込みます。「佐藤蛾次郎」という強烈な芸名は、一度見たら忘れられない風貌とともに業界内で瞬く間に知れ渡りました。決して主役に座るタイプではなくとも、画面の隅に映るだけで観客の目を奪う独特の愛嬌とリアリティは、徹底した現場叩き上げの経験から育まれたものです。
テレビドラマ『天下御免』や数々の時代劇、映画『蒲田行進曲』『夜叉』など、幅広いジャンルで存在感を発揮。コミカルな三枚目からアウトローのチンピラ役まで自在に演じ分ける確かな演技力は、多くの名監督たちから重宝されました。