「コーヒーは体に悪い」は嘘か本当か?最新医学が明かす衝撃の真実
コーヒーの健康効果とリスクを議論するうえで避けて通れないのが、主要成分であるカフェインの存在だ。ハーバード公衆衛生大学院をはじめ世界的な研究機関で成果を上げてきた予防医学・栄養学の権威、ロブ・ヴァン・ダム教授らの研究は、カフェインと人体との複雑な相互作用を詳細に解明している。
カフェインは脳内のアデノシン受容体に結合し、強烈な眠気をブロックして警戒心を高める。予防医学の視点から見れば、この覚醒作用は短時間での作業効率向上に寄与する。さらに、コーヒーに含まれるクロロゲン酸などのポリフェノール群は強力な抗酸化作用を発揮し、体内の酸化ストレスを低減させる重要な役割を果たす。
しかし栄養学の観点からは、カフェインの代謝速度に大きな個人差があることが指摘されている。遺伝子型によってカフェインを素早く分解できる人と、体内に長くとどまってしまう人が存在する。代謝が遅いタイプの人々が夕方以降に過剰摂取した場合、睡眠の質が著しく低下し、結果として慢性疲労や免疫力低下という「身体への悪影響」を引き起こすループに陥る。