ポスターカラーとアクリル絵の具の違いは?混ぜる危険と選び方を徹底比較
Q1:アクリル絵の具とアクリルガッシュは何が違うのですか?どちらを買うべきですか?
A1:どちらも同じアクリル樹脂エマルジョンをバインダーに持つ「耐水性」の絵の具ですが、顔料の含有量と仕上がりの艶が異なります。普通のアクリル絵の具は樹脂の比率が高く、透明〜半透明で乾くとややツヤ(光沢)が出ます。アクリルガッシュは顔料の比率が極めて高く、隠蔽力が非常に強いため、下地を完全に隠すフラットな艶消し(マット)に仕上がります。イラストの輪郭をくっきり描き、塗りムラをなくしたいならアクリルガッシュ、油絵のように下地を透かしたり盛り上げのツヤを楽しみたいなら普通のアクリル絵の具を選んでください。
Q2:プラスチック製のパレットにアクリル絵の具がこびりついて取れません。復活させる方法はありますか?
A2:薬局で入手できる「無水エタノール」や画材店で販売されている「アクリル用リムーバー(剥離剤)」をパレットの塗膜に浸透させ、数分放置してからプラスチックヘラなどで擦ると、樹脂がふやけて剥がれ落ちます。ただし、完全に元通りの美しい状態に戻すのは困難を極めるため、アクリル絵の具を扱う際は最初から使い捨てのペーパーパレットを使用するか、ツルツルした牛乳パックの内側、平らなガラス板や陶器製プレートをパレット代わりに使用することを強く推奨します。
Q3:100円均一ショップ(ダイソーやセリアなど)のアクリル絵の具でも十分に使えますか?
A3:小さな木工品の塗装やプラ板工作の下地など、趣味のDIY用途であれば100円ショップの製品でも十分楽しむことができます。ただし、本格的なイラスト制作や混色を前提とする場合、100均製品は増量剤が多く顔料の純度が低いため、「混色するとすぐに色が濁る」「薄く伸ばすと定着力が極端に落ちる」「経年劣化で褪色しやすい」という明確なデメリットがあります。濁りのない鮮やかなグラデーションを作りたい場合や、作品を長く残したい場合は、ターナー色彩やリキテックスなどの専門画材メーカー品を選ぶのが確実です。