サバの捌き方入門|身が崩れる理由と三枚おろし・アニサキス対策の鉄則

サバの捌き方入門|身が崩れる理由と三枚おろし・アニサキス対策の鉄則の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

日本の食卓に流通するサバは、主に「マサバ(真鯖)」と「ゴマサバ(胡麻鯖)」の2種類に大別されます。スーパーの店頭で両者が混在して販売されていることも珍しくありませんが、両者の身質構造や脂質含有量、適した調理法は明確に異なります。下処理と調理方針を決定する上で、この判別は成否を大きく分けます。

比較項目マサバ(本サバ)ゴマサバ(丸サバ)編集部の見解・捌き方の留意点魚体の特徴・断面平たい楕円形。腹部が無地で銀白色に輝く。断面が円形に近い丸太状。腹部に黒褐色の斑点がある。ゴマサバは丸みがあるため、まな板上で転がりやすく刃がブレやすい。腹をしっかり安定させて刃を入れる必要がある。脂質含有率・旬秋〜冬に脂質が20〜25%超に達する(「秋サバ」「寒サバ」)。年間を通して脂質は8〜12%前後で安定。旬は夏場。脂が乗った冬のマサバは身が特に柔らかく、体温で溶けやすいため氷水での冷却・手早い作業が絶対条件となる。身質の締まり・強度筋繊維が柔らかく、身割れを起こしやすい。マサバに比べて身が固く締まっており、崩れにくい。包丁の扱いが不慣れな初心者は、身がしっかりしたゴマサバのほうが三枚おろしを失敗しにくい。最適な料理用途しめ鯖、サバの塩焼き切り身、味噌煮。竜田揚げ、南蛮漬け、パスタ、鮮度良好なら「ごまサバ(福岡郷土料理)」。塩焼きにする場合、ゴマサバは脂が少なめなので油を補う調理やフライが向く。マサバはシンプルな塩焼きで真価を発揮。
井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。