源泉徴収票で返ってくる金額の見方は?還付金の計算と給与明細の照合法
給与明細が手元にない場合や、過去の源泉徴収票から還付金の正確な金額を割り出したい場合、手元の数字を用いたシンプルな引き算で導き出すことが可能です。国税庁が定める年末調整の計算ロジックに基づき、誰でも迷わず確認できる手順を解説します。
還付金額を割り出す基本計算式は次の通りです。
【還付金額 = 1年間(1月〜12月)の給与・賞与明細に記載された「所得税」の累計額 - 源泉徴収票の「源泉徴収税額」】
計算を進める際は、まず源泉徴収票の右上に位置する「支払金額」(年収)と、その隣の「給与所得控除後の金額」、さらに「所得控除の額の合計額」を確認します。この支払金額と所得控除の差額によって算出された課税所得に対し、所定の税率を掛け合わせて最終的な「源泉徴収税額」が決定されます。
生命保険料控除や地震保険料控除を秋に申告した場合、源泉徴収票の下部にある「生命保険料の控除額」欄に正しい金額が反映されているかをチェックしてください。また、住宅ローンを利用している方は「住宅借入金等特別控除申告書」の提出により、「住宅借入金等特別控除の額」欄に税額控除として控除額が直接差し引かれているかを確認します。これらの控除が適用された結果、確定した源泉徴収税額が引き下げられ、毎月天引きされていた税額との差額が還付金として口座に振り込まれます。