ムツゴロウの現在と死因の真相|王国と借金の結末、遺族の今を追う
畑正憲さんの激動の人生を最も近くで支え続けたのが、妻の純子(じゅんこ)さんと、一人娘の明日美(あすみ)さんです。
妻・純子さんとの60年を超える絆
東京大学在学中に出会った純子夫人は、畑さんが安定した職を捨てて北海道の無人島へ移住を決意した際も、反対することなく行動を共にしました。電気も水道もない過酷な開拓生活、猛獣が徘徊する住居環境、そして晩年の借金問題に至るまで、常に家庭を守り抜いた「王国の陰の主役」でした。畑さんが逝去された際も、長年の感謝を込めて静かに送り出しています。
娘・明日美さんと孫世代が紡ぐレガシー
テレビ特番でも幼少期から登場し、視聴者に親しまれた長女の明日美さんは、現在も北海道中標津町を拠点としながら、株式会社ムツゴロウプロダクションの代表・幹部として父の残した膨大な遺産の保存と管理を行っています。
遺産相続において最も重要視されたのは、金銭的資産以上に、畑正憲さんが遺した著作物の著作権、膨大な絵画作品、未公開原稿、動物映像アーカイブでした。明日美さんや孫の舞子さんら親族は、商業主義に流されることなく、ムツゴロウさんが生涯をかけて訴えた「人間と動物の真の共生」のメッセージを伝える回顧展やデジタル配信を主導しています。