数学の答案で「与式」は減点対象?正しい使い方と記述ルールを徹底解説
「与式」の正式名称(原義)は「問題文で与えられた式(あたえられたしき)」の略称語です。英語圏の数学では「the given expression」や「given equation」に相当し、文字通り設問にあらかじめ提示されている数式そのものを指します。
参考書や問題集の解答スペースには厳しい行数・文字数制限があるため、長い数式を冒頭で何度も書き直す手間を省く目的で、「(与式)=…」という表記が業界標準として定着しました。
よく混同される言葉に「原式(げんしき)」があります。両者のニュアンスの違いは次の通りです。
・与式:問題文に最初から与えられている式。
・原式:変形や展開・因数分解を行う前の「元の式」。
文脈上はほぼ同義として使われますが、学術論文や厳密な論理展開においては、いずれも正式な数学用語(公理・定義に基づいた術語)ではない俗称であるという認識を持っておくことが大切です。