サンデーモーニング炎上はなぜ繰り返す?膳場体制と歴代失言の真相
番組が炎上するたびに、ネット上では「提供クレジットの企業に抗議電話を入れよう」「スポンサー不買運動を起こすべきだ」といった声が上がります。実際、過去に問題発言が生じた直後には、大手住宅メーカーや日用品メーカーがCMを一時的にACジャパンの公共広告へ差し替えた事例もありました。
にもかかわらず、なぜ『サンデーモーニング』は打ち切られることなく放送を継続できているのでしょうか。その裏には、民放テレビ局が直面する視聴率指標のねじれが存在します。
現在のテレビCM市場では、購買力の高い現役世代(13〜49歳)を対象とした「コア視聴率」が指標として重視されます。この点において、高齢視聴者に極端に偏る『サンデーモーニング』のコア視聴率は1〜2%台と低迷しており、広告主にとっての投資対効果は決して高くありません。本来であれば打ち切り候補となっても不思議ではない数値です。
しかし、世帯視聴率に目を向けると、依然として同時間帯で圧倒的トップとなる10〜12%台を記録しています。日曜日の朝にテレビの前に座り続けるシニア層の数は極めて多く、製薬会社、健康食品、保険、シニア向け住宅といった特定のターゲット層を持つ企業にとっては、いまだに代替不可能な巨大な広告枠なのです。スポンサーの撤退と新規獲得が水面下で綱引きを繰り広げつつも、番組全体を揺るがす決定打に至らない理由がここにあります。