国民負担率はなぜ五公五民に?財務省データと手取り激減の真相
Q1:国民負担率は今後さらに上がっていくのでしょうか?
A1:人口動態の推移を考慮すると、長期的にはさらなる上昇圧力がかかり続ける可能性が極めて高いと考えられます。医療技術の高度化に伴う医療費の増大、2026年以降に本格化する子ども・子育て支援金の徴収、さらには介護保険料の段階的引き上げなど、負担増の要因が山積しています。国の財政健全化が進まない限り、潜在的国民負担率を含めた実質負担の軽減は困難な情勢です。
Q2:給与明細で一番引かれている「社会保険料」を下げる合法的な方法はありますか?
A2:会社員の場合、健康保険や厚生年金の保険料は毎年4〜6月の給与平均(標準報酬月額)を基準に9月以降の1年間の支払額が決まるため、この時期の残業や休日出勤を抑えることで翌年の社会保険料を一定程度抑えることが可能です。また、企業型DCやiDeCoなどの確定拠出年金を活用して課税所得を減らすことや、副業で事業所得を作り経費を活用することも有効な防衛策となります。
Q3:なぜ国は消費税ではなく社会保険料ばかり引き上げるのですか?
A3:消費税の引き上げには法改正が必要であり、国政選挙で激しい争点となり政権交代の引き金になりやすいという政治的リスクがあります。一方、社会保険料は社会保障目的の拠出金という名目があり、労使折半で給与から自動天引きされるため、国民の「増税反対」のデモや投票行動に直結しにくいという政治的な都合から、長年にわたり優先的な財源調達手段として利用されてきた歴史的経緯があります。