東京や埼玉が海の底?縄文海進地図で知るあなたの街の古代海岸線

東京や埼玉が海の底?縄文海進地図で知るあなたの街の古代海岸線の具体的な内容に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

古代の地形を可視化する技術は、ここ数年で飛躍的な進化を遂げた。かつての手描き地形図に代わり、主役となったのが国土地理院が提供する基盤地図情報や航空レーザー測量データだ。数メートル精度の標高モデル(DEM)を用いることで、人工的な盛り土やビル群をデジタル処理で「剥ぎ取り」、原始の地球表面を露出させることができる。

さらに、これらの標高データをGoogle EarthやQGISといったツールに取り込み、過去の推定海水面(標高4〜5mライン)を透過表示させることで、誰でも直感的に縄文時代の海岸線をトレースできるようになった。視点をドローン並みに低く下げて関東平野を見渡せば、どこまでが陸地でどこからが海だったのかが一目瞭然となる。デジタル画面の中で、巨大都市東京は突如として群島国家のような島々へと姿を変えるのだ。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。