斎藤工の幼少期と生い立ちの全貌|テレビ禁止と独自の教育方針
斎藤工がメディアで明かす幼少期のエピソードは、同世代の一般的な記憶と著しくかけ離れており、たびたび世間の大きな関心を集めています。その最たる例が、家庭内における徹底したテレビ禁止令です。平成初期、世の小学生たちがバラエティ番組やアニメの話題で盛り上がる中、斎藤家の茶の間にはテレビ受像機そのものが存在しないか、電源を入れることが禁じられていました。
TBS系トーク番組『人生最高レストラン』にゲスト出演した際、斎藤自身も幼少期について率直に振り返っています。家庭内では人工的な映像刺激や情報が遮断されており、「テレビとかを見ちゃダメだった」「ポテトチップスのような市販のスナック菓子も一切食べたことがなかった」と証言。友人たちが口にするポテトチップスの味を、少年時代の斎藤は知る由もありませんでした。
しかし、視覚的・聴覚的な人工物を制限される一方で、家庭内で唯一無制限に解放されていたのが「良質な映画」でした。映像制作に関わっていた父親の方針により、名作映画のビデオテープや劇場鑑賞だけは特別に許容されていたのです。テレビの受動的な情報消費は制限されつつも、作家性の高い映画表現を貪るように浴びて育ったこの環境こそが、後の映画人・斎藤工を形成する揺るぎない土台となりました。