小池百合子のカイロ大卒業疑惑とは?元側近告発と声明文の真相を検証
小池氏の学歴問題の発端は、1970年代に遡ります。公式プロフィールにおいて、小池氏は1976年10月にカイロ大学文学部社会学科を卒業したと記載してきました。日本テレビのキャスター時代から「エジプト留学帰りの才媛」として頭角を現し、政界進出後もアラビア語が堪能な国際派政治家というブランドを確立する最大の土台となってきた経歴です。
しかし、1990年代初頭から一部の週刊誌やジャーナリストによって、カイロ大学の進級基準の厳しさと小池氏の在籍期間の整合性に対する疑問が指摘され始めました。とりわけ注目を集めたのが、かつて小池氏の著書などに記されていた「首席卒業という噂」です。後年、小池氏側は「当時の学部長から首席と言われた」などと説明をトーンダウンさせたものの、誇大宣伝ではないかという疑念の火種を残すことになりました。
この議論が決定的な社会的反響を呼んだ契機が、2026年に刊行されたノンフィクション作家・石井妙子氏による著書『女帝 小池百合子』です。カイロ留学時代に同居していた女性の詳細な証言や当時の手紙が公開され、進級試験に合格していなかった実態や、卒業を断念して帰国せざるを得なかった背景が生々しく描かれました。これにより、単なる噂話にとどまっていた問題は、具体的な証言に基づく構造的疑惑へと変化したのです。