本土最東端・根室市の真実!極上グルメと激変する観光・移住最前線
根室市は、北方領土(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島)返還運動の原点であり、歴史的に島々と深い繋がりを持ってきた街です。市内各所には領土問題を啓発する資料館や祈りの碑が設置されており、納沙布岬の「北方館・望郷の家」では、かつて島で暮らしていた人々の生活や歴史的経緯を今に伝える貴重な資料が展示されています。
元島民の高齢化が進む中、平和条約締結や墓参の再開を求める声は今なお強く、街全体が領土返還への願いを継承し続ける拠点としての重責を担っています。海を隔てて目と鼻の先にある島々を望む体験は、訪れる人々に日本の近現代史と平和の尊さを静かに問いかけます。
その一方で、自治体運営における最大の課題となっているのが人口減少です。根室市の人口推移(2026年最新推計)では、総人口が2万2,000人を下回る水準まで推移しており、少子高齢化と水産加工業の担い手不足が深刻な影を落としています。しかし、街はこの構造的変化を悲観するだけでなく、デジタル技術を活用したスマート水産業の導入や、若年層の起業支援などを通じた雇用の多角化に果敢に挑戦しています。