首のしこりは悪性リンパ腫?写真と特徴で見分ける危険サインと初期症状

首のしこりは悪性リンパ腫?写真と特徴で見分ける危険サインと初期症状について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

首のしこりの中でも、出現した場所によって危険度が跳ね上がるエリアが存在します。それが「鎖骨の上(鎖骨上窩:さこつじょうか)」です。

首の上部や顎の下は日常的な喉の炎症でも腫れやすい領域ですが、鎖骨の上にあるリンパ節は、胸部や腹部、全身を巡るリンパ液の最終合流地点にあたります。そのため、鎖骨の上のしこりは悪性リンパ腫の初発部位であるケースに加え、胃がんや肺がんなどの転移(ウィルヒョウリンパ節転移)である確率が跳ね上がります。健常時、鎖骨の上にはリンパ節を触れないのが普通であるため、この場所に1cm以上のしこりを触れた場合は、無痛であっても即座に専門病院を受診すべき警告サインです。

さらに、首の局所的な変化だけでなく、全身に現れる「B症状」と呼ばれる随伴症状の有無を確認しなければなりません。悪性リンパ腫が体内で進行すると、がん細胞が放出するサイトカインの影響によって以下の3大症状が生じます。

  • 原因不明の発熱:感染症の兆候がないにもかかわらず、38度以上の熱が断続的・周期的に続く。
  • 大量の寝汗(盗汗):夜間にパジャマやシーツを取り替えるほどびっしょりと服が濡れる異常な寝汗。
  • 意図しない急激な体重減少:食事制限や運動をしていないのに、6カ月以内に体重が10%以上減少する。

首のしこりに加えてこれらのB症状が1つでも当てはまる場合、病期(ステージ)の進行や悪性度の高いタイプが疑われるため、一刻の猶予もない精密検査が求められます。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。