手土産の最高峰「赤坂柿山」極上の銘菓慶長と職人が誇る伝統の裏側
おかきの命は、何と言っても「米」だ。赤坂柿山が徹底してこだわり抜くのが、富山県産新大正もち米という極上の素材である。このもち米は「幻の米」や「もち米の横綱」と称され、強い粘りと豊かな風味、そして焼き上げた際の美しい膨らみが特徴だ。栽培が極めて難しく収穫量も限られるため、効率を最優先する現場では扱いにくいとされる。
「米そのものの旨味を殺さないこと。それが私たちのすべての原点です」と現場の職人は語る。蒸し上がったもち米の香ばしい匂いが作業場を満たす。機械化が進んだ現在も、生地の乾燥具合や焼き加減の見極めには職人の長年の勘と技術が欠かせない。天候や湿度に応じた微細な調整が、あの独特のサクッとした心地よい歯ごたえを生み出している。