生まれつき眼球がない無眼球症とは?原因と最新義眼治療・支援を追う
Q1:無眼球症と診断された場合、次の子どもにも同じ症状が現れる確率は高いですか?
A1:多くの症例は突発的な遺伝子変異(孤発例)によるものであり、その場合の次子再発率は極めて低い(一般頻度と同等)とされています。ただし、ごく稀に家族性の遺伝子変異や染色体転座が背景にある場合もあるため、正確なリスク把握には遺伝診療科での詳細な検査とカウンセリングが推奨されます。
Q2:赤ちゃんの義眼装着は痛がりませんか?いつ頃から始めるべきですか?
A2:眼窩骨の適切な成長を促すため、生後1〜2カ月前後の早期からコンフォーマーの装着を開始するのが標準的です。専門の義眼師が赤ちゃんの眼窩形状に合わせて滑らかに加工するため、正しく装着されていれば強い痛みを伴うことはありません。専門医と義眼師の指導のもと、保護者が着脱のケアを身につけていきます。
Q3:義眼は一度作ればずっと使い続けられますか?
A3:子どもの成長期においては、骨格や眼窩容積が急速に変化するため、成長に合わせて年に数回のサイズ調整や作り替えが必要です。成人に達した後も、眼窩組織の経年変化や義眼表面の摩耗を防ぐため、定期的な研磨や数年ごとの新調を行います。これらにも補装具費支給制度の再交付申請が利用できます。