Fc2創業者はなぜ逮捕された?海外逃亡から電撃帰国の真相と裁判の行方
事件が大きく表面化したのは2014年秋から2015年にかけての大規模な強制捜索でした。京都府警などは大阪の拠点企業を家宅捜索し、高橋氏の実弟や開発会社の元役員ら関係者を次々と逮捕。実弟らにはその後、有罪判決が確定しました。しかし、当時すでにアメリカへ拠点を移していた高橋理洋氏本人は、日本警察の召喚要請に応じることなく海外に留まり続けました。
捜査当局は高橋氏を国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配(国際指名手配)し、外務省は旅券法に基づくパスポートの返納命令を発令。これにより高橋氏の日本国旅券は失効し、法的には「無国籍・不法滞在」に近い状態へ追い込まれることになりました。警察側は直接身柄を拘束できない海外逃亡状態に対して、外交ルートと渡航制限を活用した長期的な包囲網を敷いたのです。
高橋氏はアメリカの永住権などを活用してラスベガスを中心に生活を続け、近年ではSNSやYouTube動画を通じて自身の潔白を主張したり、滞在先での日常を配信したりするなど強気な姿勢を見せていました。しかし、10年近くにおよぶ逃亡劇の裏では、渡航可能な国が極端に制限され、国際的な金融取引やビザ更新が厳格化するなど、包囲網は確実に狭まっていました。