血を吐いた時の見分け方|喀血と吐血の決定的な違いと受診基準
一般的には口から血が出る現象を一括りに「吐血」と呼びがちですが、医学的には明確に区別されます。のどや気管、気管支、肺胞といった呼吸器系からの出血を咳とともに吐き出す現象が喀血(Hemoptysis)です。一方、食道、胃、十二指腸といった上部消化管からの出血を嘔吐とともに排出する現象を吐血(Hematemesis)と呼びます。
両者を見分ける最大の鍵は、「咳と一緒に出たか、嘔気(吐き気)と一緒に出たか」、そして「血液の色と性状」にあります。呼吸器からの出血は空気と混ざり合うため泡混じりの鮮紅色になりやすく、胃からの出血は胃酸(強酸)に触れて酸化されるため、黒褐色に変色したコーヒー残渣様(コーヒーの出がらし状)を呈するのが大きな特徴です。