世界の現場で通じる楽器英語術!即興演奏で差がつく実践的表現

世界の現場で通じる楽器英語術!即興演奏で差がつく実践的表現にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

ジャズやポップスの実践的な音楽理論を世界に発信し続けるバークリー音楽大学(Berklee College of Music)の講義やアンサンブルリハーサルでは、辞書に載っていない現場特有の符丁が飛び交う。名門校のレッスンからジャムセッションまで、演奏中のコミュニケーションは極めてスピーディーだ。

アカデミー賞を受賞した映画『セッション』(Whiplash)で、鬼指揮者がドラマーに対して放つ象徴的な台詞「Are you rushing or are you dragging?(お前はテンポを走っているのか、それとも引きずって遅れているのか?)」は、リズムの微小なズレを巡る現場の緊張感を象徴している。「Rush(走る・テンポが速くなる)」と「Drag(もたる・遅れる)」は、スタジオワークで日常茶飯事に飛び交う動詞だ。

さらに、グルーヴを言語化するフレーズも押さえておきたい。「Play in the pocket(タイトにリズムのツボにはめて演奏する)」「Lay back(やや後ろノリでタメを効かせる)」「Comping(ジャズなどでバッキング・伴奏を入れること)」など、短い英語表現のストックがセッションの空気を劇的に変える。リードシート(メロディとコードが書かれた簡易譜面)を前に「Let's take it from the top(頭から通そう)」や「Go to the bridge(サビ・展開部へ行って)」と即座に合図を出し合えるかどうかが、プロフェッショナルの分水嶺となる。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。