砂糖30Gは大さじ何杯?種類別の換算表とスプーン無しの計測技
プロの厨房や料理教室では、ほんのわずかな計量ミスが味付けの崩れにつながる。NHK『きょうの料理』といった歴史ある番組や、人気料理家として知られる栗原はるみ氏のレシピにおいても、再現性を担保するための正確な計量スプーンさばきが強く推奨されている。
計量スプーンを使う際の鉄則は、山盛りにすくった後、柄の平らな部分や竹串を使ってスプーンの縁と水平に「すり切り」を行うことだ。この作業を省いてなんとなく山盛りですくってしまうと、1杯あたり1〜2gの誤差が容易に発生する。大さじ3杯ともなれば、それだけで小さじ1杯分(約3g)以上の砂糖が過剰に投入される計算だ。
さらに、上白糖のように固まりやすい種類は、容器の中であらかじめ軽くほぐしてからすくうのがプロの技。固まった状態のまま大さじですくうと、すり切っても想定以上の密度になってしまい、煮物やタレが意図せず甘くなりすぎるリスクがある。
栗原はるみ氏の提唱する「誰が作っても美味しく仕上がる家庭料理」のベースには、こうした丁寧なひと手間に裏打ちされた計量技術が存在している。