お酒は胆嚢炎の真因か?突然の激痛が告げる危険サインと予防策

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体内に取り込まれたエタノールは、消化管ホルモンの分泌を促すとともに、十二指腸乳頭部にあるオッディ括約筋のトーヌス(緊張度)に影響を与える。この筋肉は胆汁や膵液が十二指腸へ流れ出る出口を管理するバルブのような役割を担っている。

アルコールの過剰摂取はオッディ括約筋の痙攣や一過性の収縮不全を引き起こしやすい。出口が狭まる一方で、脂っこいおつまみを消化するために胆嚢は激しく収縮しようとする。出口が塞がれた密閉空間で内圧が急上昇すれば、胆嚢粘膜への血流障害や虚血が起こり、常在細菌が爆発的に増殖して急性胆嚢炎へと発展する。

さらに、アルコール分解に伴う利尿作用で体内の水分が奪われると、胆汁の粘稠度が増してドロドロになる。これが結石の嵌頓(はまり込み)を決定づける要因となるのだ。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。