日本シリーズ延長ルール徹底解説!第8戦の開催条件と回数無制限の真相
第7戦を終えた段階でどちらのチームも4勝に到達しなかった場合、いよいよ発動するのが日本シリーズ第8戦ルールである。この第8戦こそが、日本プロ野球界において唯一「時間と回の概念が取り払われる究極の舞台」となる。
まず、ファンが最も気になる日本シリーズ第8戦の球場決定方法だが、NPB開催要項において「第8戦は第7戦を行った球場で、翌日そのまま開催する」と明確に定められている。移動日を挟むことなく、第7戦を主管した球団のホームグラウンドで連戦として行われるのが原則だ。例えば、第7戦がセ・リーグ球団の球場であれば第8戦もセ・リーグ球場(DH制なし)となり、パ・リーグ球団の球場であれば第8戦もパ・リーグ球場(DH制あり)で実施される。
さらに第8戦の最大の特徴は、日本シリーズ延長イニング無制限が適用される点にある。第1戦から第7戦まで課せられていた「12回打ち切り」のリミッターが完全に解除され、どちらか一方のチームが勝ち越すまで、13回、14回、15回……と延々と試合が続けられる。終電がなくなろうと日付が変わろうと、野球規則上のコールドゲーム事由がない限り、グラウンドで白黒をつける掟になっている。
万が一、第8戦でも引き分け(天候悪化によるコールドゲーム等)が発生し、依然として4勝に届かない球団が出た場合はどうなるのか。その場合は日本シリーズ再試合の条件に従い「第9戦」が開催される。この場合のみ1日の移動日を挟み、第3戦から第5戦を開催した相手側の本拠地球場へと舞台を移して決着を図ることになる。