大相撲の懸賞金はいくら?手取り3万円の真相と税金の仕組み・歴代最多記録

大相撲の懸賞金はいくら?手取り3万円の真相と税金の仕組み・歴代最多記録とは一体何なのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

大相撲の歴史において、最も多くの懸賞金を獲得した力士は誰なのか。その頂点に君臨するのは、第69代横綱・白鵬(現・年寄)の通算4,482本です。この記録は2位の鶴竜(2,161本)や3位の日馬富士(2,081本)をダブルスコア以上で突き放すアンタッチャブルレコードとなっています。

白鵬が獲得した4,482本を現金換算すると、土俵上で受け取った手取り現金だけで約1億3,446万円、税務預り金を含めた獲得総額は約2億6,892万円に達します。当時の特番インタビューや自著・手記において、白鵬は「土俵上で懸賞袋を受け取る重みは、勝負の厳しさとファン・企業からの期待そのものだった」と述懐しています。

また、1場所における懸賞金の歴代最高獲得記録も白鵬が保持しており、2015年初場所に記録した「612本」です。15日間の本場所で612本を獲得したということは、わずか半月で手取り現金1,836万円(総額約3,672万円)を稼ぎ出した計算になります。千秋楽の結びの一番では、土俵の周りを懸賞旗が何重にも取り囲み、呼び上げが数分間にわたって続く異例の光景が繰り広げられました。

支度部屋を取材した相撲担当記者によると、大勝ちした横綱の支度部屋には、取組直後に数十本単位の懸賞袋が運び込まれます。付け人たちが現金を金庫や専用のジュラルミンケースへと手際よく整理し、横綱はそこから日頃の労をねぎらう意味で付け人たちに数万円単位の「ご祝儀」を渡すのが相撲界の伝統的な慣習です。この現場の熱気こそが、若い力士たちに「早く幕内に上がって懸賞金を獲りたい」という強烈なハングリー精神を植え付ける原動力になっています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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