メール便とは?宅配便との違いやサイズ制限・最安発送法を徹底解説

メール便とは?宅配便との違いやサイズ制限・最安発送法を徹底解説についての真相を徹底解説します。

安価で手軽なメール便ですが、現場では規格外による返送や法令違反といったトラブルが後を絶ちません。利用者が直面しやすい代表的な落とし穴を検証します。

第1の落とし穴は、「郵便ポスト投函時の厚さオーバー」です。郵便ポストの投函口の高さは、一般的な旧型ポストで約3cm、新型ポスト(投函口が広いタイプ)で約4cmに設計されています。無理やり押し込んで投函できたとしても、郵便局の引受局にある厚さ測定定規(ゲージ)をスムーズに通過しない場合、荷物は差出人へ容赦なく返送されます。特に衣類などの布製品は、梱包時に空気が膨らんで厚みが増しやすいため、圧縮袋を活用したりマスキングテープで固定して平坦化する配慮が欠かせません。

第2の落とし穴は、郵便法で厳格に定められた「信書(しんしょ)の同封規制」です。信書とは「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」を指し、手紙や請求書、納品書、領収書、受講証明書などが該当します。

クリックポスト、ゆうパケット、クロネコゆうパケットなどの一般的なメール便サービスは、法律上「貨物」の扱いとなるため信書を同封することができません。万が一これらを同封して発送すると郵便法違反に抵触する恐れがあります。信書を荷物と一緒に送りたい場合は、信書送付が認められている「定形外郵便」「スマートレター」「レターパック」を選択するのが鉄則です。スマートレターと定形外郵便の比較では、専用封筒の収まりやすさや重さに応じてどちらが割安になるかを計算して使い分ける必要があります。

第3の落とし穴は、メール便の追跡サービスと補償の限界です。追跡バーコードが付いているサービスであっても、ステータスが「投函完了」となった後の郵便受けからの盗難や、投函後の水濡れ・破損事故に対しては、原則として配送業者からの金銭的補償は受けられません(一部フリマ補償や特定契約を除く)。高価な貴金属や割れ物、代替の利かない一点物を送る用途にメール便を使うことは避けるべきです。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。