本当に面白い日本の裁判ドラマ傑作選!大逆転の真相と名作を徹底比較

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法廷ドラマを鑑賞する際、多くの視聴者がドラマの演出を「実際の司法のルール」と混同してしまうケースが少なくありません。特に裁判官の役割と、一般市民が参加する裁判員制度の描写には、フィクションならではの誇張と誤解が存在します。

代表的な例が、竹野内豊が型破りな裁判官・入間みちおを演じた『イチケイのカラス』(フジテレビ系)です。劇中では裁判官自ら現場に足を運び、徹底的な現場検証や捜査を行いますが、「日本の裁判官は本当に現場捜査をするのか?」という疑問がネット上で度々議論されます。

結論から言えば、刑事訴訟法第128条には裁判官の「検証」の権限が明記されているものの、実務において裁判官自らが街中を駆け回って聞き込みを行うような事態はほぼ皆無です。しかし、イチケイのカラス実話モデルとして知られる元裁判官の浅香竜太氏の手記や法曹関係者の取材記録を紐解くと、「机上の記録や供述調書だけで判断せず、自らの目で現場の傾斜や視認性を確認した経験」を持つ裁判官は実在します。ドラマの行動は極端にデフォルメされているものの、「予断を排して自分の五感で事実を確かめる」という裁判官本来の矜持はリアルに反映されているのです。

また、市民参加のリアルを描いた裁判員制度ドラマおすすめとして挙げられるのが、制度導入期に制作された『サマヨイザクラ』(フジテレビ系)や、WOWOWで製作された骨太な法廷劇の数々です。裁判員に選ばれた一般人が、人の生死や重い刑罰を決断しなければならない極限の心理的重圧、評議室での激しい意見の対立、判決後も守秘義務を背負い続ける苦悩は、海外の陪審員ドラマとは一線を画す日本固有のリアリティを持っています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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