セルフ給油の正しいやり方と注意点!初心者の不安を解消する完全攻略法
「給油口からガソリンがあふれ出ないか不安」という初心者の声は多いですが、給油ノズルの先端には「ベンチュリ管機構(空気圧感知式)」と呼ばれる極めて信頼性の高い物理安全システムが内蔵されています。
給油中、ノズルの先端にある小さな吸気口から常に周囲の空気を吸い込んでいます。液面が上昇してこの吸気口がガソリンで塞がれると、内部の気圧が急激に変化(負圧が発生)し、機械的なスプリングが作動して給油弁を瞬時に遮断します。この時に鳴るのが「カチッ」という自動停止音です。
では、なぜ現場で「吹きこぼれ事故」が起きるのでしょうか。日本自動車連盟(JAF)や消防機関の事故事例検証によると、原因の9割以上は「自動停止後の継ぎ足し給油」と「ノズルの浅刺し」です。
- キリの良い金額に合わせようとする追加給油:「あと30円分だけ入れて2,000円ちょうどにしたい」とレバーを小刻みに引くと、センサーが液面を感知できずに一気に噴き出します。
- ノズルの差し込み不足:給油口の奥までしっかり入っていないと、配管内で跳ね返った燃料の飛沫で誤作動するか、センサー感知前に外側へ漏洩します。
- レバーの半握り(チョロチョロ給油):吸気流速が足りず、センサーの負圧作動が遅れてあふれる原因になります。
万が一ガソリンが車体や地面にこぼれてしまった場合は、絶対にタオルやティッシュでゴシゴシ擦ってはいけません。摩擦による静電気火花で引火する恐れがあります。その場から離れず、給油機備え付けの「呼出インターホン」を押してスタッフを呼び、専用の油吸着マットと中和剤で処理してもらってください。