なぜ魚をギョと呼ぶ?さかなクンの語源秘話と2026年最新動向

なぜ魚をギョと呼ぶ?さかなクンの語源秘話と2026年最新動向の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

日本語において「魚」という漢字には、訓読みの「うお」「さかな」と、音読みの「ギョ」が存在します。この「ギョ」という独特の響きは、およそ5〜6世紀頃に中国南方から日本へ伝わった「呉音(ごおん)」に起源を持ちます。

漢字の成り立ちを紐解くと、「魚」の文字は頭・胴体・ヒレ・尾を持つ魚類の姿をそのまま象った象形文字です。古代中国の中古音において、この文字は「ngiwo(鼻濁音を含むギョに近い発音)」と発音されていました。当時の日本人は、中国語の頭子音「ng-」をガ行の濁音として受け止めたため、「ギョ」という音読みが確立されたと学術的に裏付けられています。

一方、和語である「さかな」の語源は「酒菜(さけのあて・副食)」であり、元々は酒を飲む際に添える食べ物全般を指していました。時代が進むにつれ、その副食の代表格であった海産物が「さかな」と呼ばれるようになり、古代からの「うお(水に棲む生き物)」や漢音由来の「ギョ」と共存しながら、現代の豊かな日本語表現を形成していったのです。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。