鯛のアラで料亭級の鯛めしを作る!臭みを消す黄金比と炊飯器レシピ
下処理を終えたら、次は炊飯の工程です。鯛めしの味付けは、主役である鯛の繊細な風味を殺さないよう、塩味と甘味、香りのバランスを精密に設計する必要があります。
多くの和食料理人が基準とする「調味料の黄金比率」は、米2合に対して以下の配合です。濃口醤油を使うと色が黒くなり香りも強すぎるため、色合いを美しく保ちつつ塩分を補える薄口醤油を使用するのが料亭風に仕上げる秘訣です。
【鯛めし(米2合分)の黄金比調味料】
・薄口醤油:大さじ1と1/2(約22ml)
・清酒(料理酒ではなく純米酒が理想):大さじ2(30ml)
・本みりん:大さじ1(15ml)
・塩:小さじ1/3(約2g)
・だし昆布:5cm×5cmを1枚
・研いだお米:2合(浸水後、しっかり水切りしたもの)
ここで絶対に省略してはならないのが、「鯛のアラ 焼いてから炊く 理由」です。生のまま炊飯器に放り込むと、どれだけ下処理をしても魚臭さが蒸気と共に充満してしまいます。魚の皮をグリルやオーブントースター、またはフライパンで強火で香ばしく焼き、表面に焦げ目をつけることで、アミノ酸と糖が反応する「メイラード反応」が発生します。この香ばしい香気成分(ピラジン類)がご飯に移ることで、生臭さが完全にマスキングされ、奥深い芳香へと昇華するのです。
炊飯器へのセット手順も明確です。内釜に研いだ米を入れ、上記の調味料をすべて加えた後、2合の目盛りジャストまで水を注いで軽く混ぜます。その上に昆布を敷き、香ばしく焼いた鯛のアラを崩さずに乗せます。あとは通常通り「白米モード(または炊き込みモード)」で炊飯スタートを押すだけです。