イカの刺身に隠し包丁を入れる理由とは?甘みと食感が激変するプロの技

イカの刺身に隠し包丁を入れる理由とは?甘みと食感が激変するプロの技について押さえておきたい 理由を厳選して解説いたします。

調理時に多くの人が直面する疑問が、「イカの身の表(皮側)と裏(内臓側・内側)のどちらに包丁を入れるべきか」という問題です。この選択は、仕上がりの見た目や食感の狙いによって明確に分かれます。

基本原則として、刺身用として最も推奨されるのは「身の内側(内臓側)」に隠し包丁を入れる手法です。イカの表皮側には強靭な外皮と何層かの薄皮が存在し、包丁が滑りやすいためです。内側は身が柔らかく包丁が吸い付くように入りやすいため、均一な深さで細かな細工を施すのに適しています。

ただし、外皮を完璧に剥き取った大型のアオリイカやコウイカでは、あえて外側(皮側)に切り込みを入れるケースもあります。皮側に細工を施すと、切り口が花びらのように綺麗に開き、立体的な美しさを演出できるためです。

プロが教える失敗しない手順と力加減の目安は以下の通りです:

刃を入れる深さは「身の厚みの半分から3分の2程度」が鉄則です。皮一枚を残す感覚で、包丁の刃元から刃先までを長くスライドさせながら引くように切ります。決して上から押し潰すように切ってはいけません。身が温まると食感が損なわれるため、まな板と包丁の刃を冷水で冷やしながら素早く作業を行うのがプロの技です。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。